離れて暮らす息子たちへ。お父さんがこのブログを始める理由

いつか君たちが大人になったときに、読んでもらえたらと思って、このブログを始めます。

今すぐ読んでほしいわけではありません。

十年後かもしれないし、二十年後かもしれない。
もしかすると、お父さんがもういなくなってから、偶然見つけることになるかもしれません。

そのときに、

「お父さんは、こんなことを考えていたんやな」

と少しでも知ってもらえたら、それで十分です。

お父さんは、立派な人間ではありません

お父さんは、人生でたくさん失敗してきました。

言っていることと、やっていることが違ったこともあります。
大切な人を傷つけたこともあります。
後悔しても、取り返せないことがあると知りました。

今は君たちとも離れて暮らしています。

離れて暮らしているからといって、お父さんでなくなったわけではありません。
戸籍の話ではなく、お父さん自身の気持ちとしてです。

ただ、離れて暮らしていると、伝えたいことを伝えられる時間は、どうしても少なくなります。

一緒に暮らしていれば、夕食のときや車で出かけたときに、何気なく話せたこともあったと思います。

でも、今はそうではありません。

だから、会えない時間にも残せるように、文章にしておこうと思いました。

答えではなく、経験を残します

このブログに書くことが、すべて正しいとは限りません。

お父さんの考えが間違っていることもあるし、君たちが大人になるころには、世の中の常識が変わっていることもあると思います。

それでも、自分が経験したことなら残せます。

離婚したこと。
父親になったこと。
公務員として働いてきたこと。
アメリカへ留学したこと。
英語を勉強したこと。
健康について考えたこと。
副業に挑戦したこと。
お金を貯め、投資を始めたこと。

そして、うまくいかなかったこと。

成功した話だけではなく、失敗した話も書きます。

むしろ、君たちに残したいのは、そちらのほうかもしれません。

「こうすれば必ず成功する」という答えは、お父さんには教えられません。

でも、

「お父さんはここで失敗した」
「こういう考え方をして、大切なものを見失った」
「それでも、ここからやり直そうとした」

という経験なら、正直に残せます。

いつか君たちが迷ったときに、その中の一つでも役に立てばうれしいです。

君たちには、君たちの人生があります

お父さんと同じ生き方をしてほしいわけではありません。

同じ仕事をする必要もないし、同じ価値観を持つ必要もありません。
お父さんの言うことに納得できなければ、反対しても構いません。

君たちの人生は、君たちのものです。

お父さんが君たちのために貯めているお金も、ただ楽をしてもらうためのものではありません。

進学したい。
何かを学びたい。
知らない世界を見てみたい。
失敗するかもしれないけれど、挑戦してみたい。

そんなときに、君たちの背中を押すためのお金です。

お父さんが残したいのは、お金だけではありません。

何を考え、何を大切にして、どんな失敗をしてきたのか。

それも一緒に残したいと思っています。

ブログは、いつか消えるかもしれません

インターネットに書いたものは、ずっと残るように見えます。

でも、お父さんが死んでサーバーの代金を払えなくなれば、このブログも消えてしまうかもしれません。

だから、ここに書きためた文章を、いつか一冊の本にしたいと思っています。

有名になりたいからではありません。
たくさん売りたいからでもありません。

世界に数冊しかない本でもいい。

君たち二人の手元に残り、お父さんがいなくなったあとも、好きなときに開ける本になれば、それで十分です。

その本を読んで、

「お父さん、こんなこと考えてたんやな」
「相変わらず、不器用やな」

と笑ってくれたらうれしいです。

これから書いていくこと

このブログには、きれいな話だけを書くつもりはありません。

自分を立派に見せるために、過去を格好よく編集するつもりもありません。

もちろん、誰かを傷つけるために書くこともしません。

書くのは、お父さん自身の経験と、そこから考えたことです。

今はまだ、君たちに伝えたいことを全部言葉にできるわけではありません。

だから、少しずつ書いていきます。

楽しかった思い出も、後悔していることも、これから知ったことも。

これは、完成した父親が子どもへ教えを残すブログではありません。

失敗の多い一人の父親が、それでも少しずつ良い人間になろうとしながら、息子たちへ言葉を残していくブログです。

いつか君たちがこの文章を読む日まで、できるだけ多くのことを残しておきます。

大人になった君たちへ。

お父さんは、離れて暮らしていた時間も、ずっと君たちのお父さんでした。

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